日光バスツアー

本屋さんのキャンペーンで日光バスツアーに当選しました。本を買ったのは彼、抽選に応募したのも彼、しかし何故か当選したのは同行者の私。彼が参加するには旅行代金を支払う必要があります。これって普通ですか？

日光の神社仏閣を巡るツアー、3歳以下は無料と知りながら赤子を連れて行くかどうかで前日まで悩みました。神社等興味ないだろうし、逃げ場のないバスで片道3時間も静かにしていられるかしら？でも山を見せてあげたかったし、日本人として神社仏閣に親しんでもらいたい。連れて行くことにしました。

バスツアーは親切な方ばかりでした。
赤子は道中2度ほどギャーと泣いたが、周りの方々が
「赤ちゃん、どうしたの？」
「機嫌悪いの？」
「怖いものでもあったの？」
と次々と声をかけてくださりました。声かけがあった瞬間、赤子が「えへ！」とけろっと笑顔になったのには若干ヒキましたが…。どれだけ外面いいのか。皆様にはお世話になりました。おかげで赤子は全体的に機嫌良かったです。

個人的には「東照宮」より地味だが野性味があり、人入りもほどほどの「輪王寺大猷院」の方が好みです。今回は初めてお寺の方のお話を聞く機会に恵まれました。その話が面白かった。

「皆さん、東照宮には行かれますがここまでは普通いらっしゃいませんよね」
「今回初めてこちらにいらした方～（手を上げて）」
「東照宮には既に行かれた方～（手を上げて）」
「まあ次回はこちらまでいらっしゃらないと思いますけど」

みたいなやさぐれた感じで益々大猷院に好感を持ちました。好感というかある種のシンパシーを感じるというか。